(※ネタバレあり) セリーヌ・ソン監督の「パスト ライブス/再会」を観て、ボロボロ泣いてしまった。エンドロールが流れてる間、ずっとボロボロ泣いていた。いや、何も映画を観てる最中ずっと感極まっていたわけではない。完璧としか言いようがないショット…
毎月ブログを書くという目標は恥ずかしいかな1年間も続かずじまいだったのだけど、今月は記録しておきたいことが結構あったのでひさびさに書きました(ところどころ8月後半のできごとも含む)。漫画好きの友達と3人で、神楽坂のロイホでずっと「チェンソーマ…
「奇奇怪怪明解事典」でTaiTanが「上半期に観た動画で一番面白い」と薦めていた、中田敦彦の「曼陀羅東京」プロジェクト中止報告が、本当に今まで出会ったことのないような面白さで脳を揺さぶられてしまった。まだ観てない人は、このブログを読む手を止めて…
年度末の仕事の多さに忙殺されて、半日稼働とかも含めると18連勤していた。ゆえに書くことがあまりない。そして国内外問わずいいアルバムが山ほど出ていて、全然追いきれていない。 優河の「言葉のない夜に」は”音響フォーク”なんて呼ばれるものの国内作品の…
2022年のベストバラエティが決定しました。チャンスの時間の「未解決事件検証!TKO木本はタイムリープしてた!?」です。時代の流れとともにバラエティ番組の放送枠がどんどん縮小するなかで、1時間全体の流れでここまで面白いものを見せてもらえることに痛…
濱口竜介の「偶然と想像」を3回も観てしまった。なんで年内に観なかったんだろう。もう、とにもかくにも脚本のすごさに打ちのめされてしまった。例えば1話冒頭のたわいもない恋バナだけでも永遠に聞いてらるような面白さがあるし、その後の古川琴音と中島歩…
今年の6月に、月に1回ブログを更新すると決めて、ときに謎の義務感にかられながらもなんとか半年続けることができました。せっかくなので、今年観た・聴いた・読んだポップカルチャーのすべてを無理やりベスト30にしてみたいと思います(本当は自分の中だけ…
なんだかやたら忙しく、M-1の動画を追うので精一杯の日々を送っている。M-1の予選に行くたびに、「自分のやりたいことをやりたいだけできる無法地帯のような空間もいいけど、同じルール同じ制限時間で戦ってるからこそ各コンビの固有性が溢れ出るこの感じが…
柴田聡子の「雑感」が凄い。 固有性とか、セルフコントロールとか、インディー精神とか、他者との断絶とか、表現の可能性とか、どこまで行ってもまとわり付く行政への怒りとか、いろんなレイヤーのテーマが、「雑感」としか言えないようなとりとめのない言葉…
岸政彦「東京の生活史」を少しずつ読んでいる毎日だ。150人もの生活が質量を持ってそこにあるという、それだけでたまらない気持ちになる。どこにも掬われることのない、取るに足らないような生々しい生が全てのページに刻まれていて凄い。 パンクバンドMILK…
金輪際で上出来の夏は来ないさ(台風クラブ「飛・び・た・い」) 今年の夏が上出来だったかはさておき、金輪際上出来の夏なんてくるのだろうか。今年の夏が上出来だったとしたならば、それはひとえに台風クラブと家主のツーマンのおかげであります。間違いな…
何かを好きになる感情っていうのは言葉にしてちゃんと伝えないと、心が麻痺してしまうらしい。つまり、好きなものがあるのに長い間誰にもずっと言えないでいると、心が「感動する必要性がない」と感じて、何かを好きって感じることすらやめてしまうんだって…
2年近く前に生活の記録的なものを毎週更新すると心に決めて、絵にかいたような三日坊主で終わってしまった。月に1回ならなんとか続けられるだろうとたかをくくって再開します。6月のメインイベントはなんと言っても、「囲碁将棋の『情熱スリーポイント対抗試…
いきなりだけど、以前Twitterに存在した「餃子丼」という底抜けに明るい一般女性のツイートが当時とても好きで、その方が「知らない人が撮った、自分がたまたま映り込んでしまった写真を集めたい」というようなことをつぶやいていて、とても感動してしまった…
水は海に向かって流れる(1) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:田島列島 発売日: 2019/05/09 メディア: Kindle版 水は海に向かって流れる(2) (週刊少年マガジンコミックス) 作者:田島列島 発売日: 2019/12/09 メディア: Kindle版 田島列島久々の連載…
皆さん、昨夜の霜降り明星のオールナイトニッポン0は聴きましたでしょうか。既に一部で話題沸騰となっているこの放送。なぜ話題になっているかというと、週刊文春にスキャンダルが出た翌々日の放送で、あろうことかそのスキャンダルには一切触れず、2時間丸…
アンタッチャブルのシカゴマンゴの本当の最終回。10年間ずっと待っていたんですよ、この時を。なのに蓋を開けたら一番印象に残ってるのが「TCTT」ってどういうこと?当時中学生で、シカマンでラジオの面白さに目覚めた自分にとって、シカマンはハッキリと青…
昨年12月、GOMES THE HITMANの14年ぶりのアルバム『memori』が発売された。これが単なる復帰作におさまらない、とても素晴らしいアルバムだ。 歌詞を持たないアカペラの『metro vox prelude』(パパパコーラス!)に続いて、リード曲である『baby driver』が始…
7/15。粗品TVの余韻が抜けない。間違いなく霜降り明星の年表において、いや、もしかしたら令和のバラエティの歴史においても、とても重要な番組になるかもしれない。タイムループというコンセプトをバラエティに持ち込むという平成生まれ的な感覚、そのコン…
7/7。七夕なのでChappieの『七夕の夜、君に会いたい』を聴きながらこの日記を書いている。とんでもなく豪華なメンバーが参加してるChappieのアルバムだけど、森高千里の声の存在感は圧倒的だ。 家に帰ったら、コジコジのおりひめとひこぼしの回を読もう。 「…